伊豆箱根鉄道駿豆線は、三島と修善寺を結ぶ路線です。全線単線です。
駿豆線は豆相鉄道を前身とし、三島駅(今の下土狩駅)と修善寺駅を結んでいました。
丹那トンネルが開通し、三島駅が現在地になると同時に今のルートになり現在に至ります。
戦後、国鉄東海道線から準急や急行の乗り入れが行われ、それが現在の「踊り子」の前身です。
一時期、線内に快速列車も設定されていました。快速列車は三島広小路駅に停車し、三島田町駅を通過していました。
快速列車が廃止されると、特急「踊り子」号は駿豆線内快速扱いとなり、普通乗車券のみで乗車できるようになりました。
2009年4月1日より、全普通列車がワンマン化されました。
現在は日中以降は毎時4本、朝は毎時5〜6本程度で運行しています。
普通列車は3000系、7000系、1300系のすべてが共通運用となっています。
これらの車両の中で、最も車内設備が優れているのは7000系で、全車両が転換クロスシートになっています。
3000系はセミクロスシート、1300系はロングシートです。
特急列車「踊り子」号は、JR東日本の185系で運転されています。
発車ベルが両端の駅(三島駅・修善寺駅)に導入されています。
三島駅は全ホーム共通の音色ですが、修善寺駅は1・2番線、3・4番線で異なります。
他に、駅員操作による発車サイン音が無人駅の2駅(原木駅・牧之郷駅)を除く各駅に導入されています。
2005年〜2007年にかけて、駅の改築等に併せて大場駅・伊豆長岡駅・田京駅で発車サイン音が、ブザーから2種類の電子音に変わりました。
その後、ワンマン化にあわせて、すべての交換駅で上下線で混線防止の為に上記の電子音のものに変更されました。
基本的に全駅、下り本線が電子ベル音、上り本線がプララ音です。三島駅・修善寺駅3・4番線・棒線駅・待避線では従来通りのブザーです。
2009年10月12日から2010年3月31日までの間は、大仁高等学校開校90周年を記念して、大仁駅に「大仁高等学校校歌」の発車メロディーが導入されていました。
自動放送は、三島二日町駅・伊豆仁田駅・原木駅・牧之郷駅では、首都圏の駅では内房線の巌根駅・長浦駅を最後に絶滅した、
「永楽初期型」タイプの接近放送が導入されています。全国的にも貴重かと思われます。
三島広小路駅では、全国でここでしか聞けないと思われる珍しいタイプの接近放送が導入されています。
三島二日町以南の伊豆長岡・田京・大仁・修善寺以外の各駅では接近表示機から接近チャイムが流れます。
(この接近チャイムは韮山駅のページで公開いたします)
※大場以外の交換可能駅では、交換を行わない列車は駅舎側のホーム(大仁は2番線)に発着します。
収録の際は事前に交換列車を調べておくことをお勧めします。
特に16時台以降は等間隔ダイヤになるため、ほぼ交換駅が決まっています。
(大半の列車が三島田町・伊豆仁田・伊豆長岡・大仁の各駅で交換)
この区間を走る車両
3000系(1次形)(全線)
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3000系(2次形)(全線) |
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3000系(3次形)(全線) |
7000系(全線) |
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1300系(全線) |
185系(JR)(全線) |
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過去に走っていた車両
1100系(標準塗装)(全線)
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1100系(赤電塗装)(全線) |
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